Before (改善前)

ステンレス板金加工において箱もの形状の板金加工品への組立の加工方法はいくつかあります。この中でよく採用される方法の1つとして部品に穴あけ加工を行った後、ナット溶接を行うと言うことが挙げられます。しかしこの場合、①ナットの取付箇所に穴あけ加工を行う、②溶接を行ってナットを取り付けるというように2工程発生し、その分だけコストも上がってしまいます。

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After (改善後)

そこで当社ではナット溶接に代わって、成形金型を使用してバーリング加工を行う方法へ置き換えを提案してまいりました。これにより、溶接ナットには不可欠となる溶接作業が不要となり、バーリング加工の1工程のみとなります。そのため工数を削減できることからその分コストを削減することができます。なおバーリング加工のタップサイズは、t:1.6mmまでであれば、M3~M6までとなります。

POINT(要約)

箱もの形状のステンレス板金加工品を製作する際、どの組立方法を採用するかで工数およびそれによるコストが左右されます。ステンレス板金加工+表面仕上げ.comでは、板厚とタップサイズに制約はありますが、成形金型を用いたバーリング加工によりナット溶接に比べて1工程分減らしコスト削減の提案をしております。