用語解説

SUS410は、マルテンサイト系の代表的なステンレス鋼。

鉄が約87%と多く、またC(炭素)も多く含まれているため、熱処理が可能です。
熱処理後の耐食性、良好な機械加工性を持つステンレス鋼です。

また、この熱処理により硬くなりますので、ドリル、タッピングネジ、ネジ・ボルト・刃物等に利用されております。

なお、ステンレス鋼の場合の熱処理は、一般の熱処理ではCrが炭化して黒く、脆くなります。
このため、通常は窒化熱処理が行なわれています。

なお、SUS410は強磁性です。
このため、ネジ・ボルト・刃物にSUS410を使用すると、工具にくっつき、作業性が向上します。
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