用語解説

No.2Bとは、No.2D材に適当な光沢をあたえる程度に軽い冷間圧延をしたものです。
やや光沢のある表面で比較的つるっとしています。
正式には、No.2B(ナンバー・ツー・ビー)ですが、略して2Bと表すことが多いです。

最も多く使用されている表面加工で、ステンレス(SUS)製品の市販品の大部分はNo.2Bです。

なお、最後の冷間圧延は、いわゆるスキンパス圧延(調質圧延)と呼ばれており、薄い材料の形状(平坦度)の改善、表面の光沢の改善、機械的(表面硬度)な特性を向上させる事などを目的のためにも行うものです。
圧延によって硬さが最小に達する以上のひずみをあらかじめ与えることで変形量を抑えることが可能になります。